ハトムギのこだわり
富山県産ハトムギにこだわる理由
私たちは、ハトムギのみにとどまらず、使用している生地や香り成分、パッケージなど商品をつくる上で必要なものはできる限り富山のものを使いたいと思っています。 安心できるものをお客様にお届けする地産地消の意識や、地域経済の発展に貢献したいという気持ちももちろんありますが、それだけではありません。 ものづくりに失敗や苦労はつきもの。だからこそ私たちは、近い距離で苦楽を共にできる人たちとNercocia.をつくっていきたいと考えています。 Nercocia.の核とも言えるハトムギのぬか。私たちは、ハトムギ生産量日本一の富山で懸命にハトムギと向き合う生産者さんや、ハトムギぬかの処理に頭を悩ませていた農協の方々を目の当たりにしてきました。 だからこそ私たちが使用するハトムギぬかは、富山で採れたものを使う意義があると思うのです。 モノの背景には人がいて、丁寧につくられたモノにはその人たちの想いが宿ると信じています。Nercocia.の製品から、ここに携わったたくさんの人の想いを感じてください。
ハトムギぬかの効能と活用
古くから「ヨクイニン(薏苡仁)」として肌のために用いられてきたハトムギ。消炎作用や身体の水分バランスを整える作用があると言われ、イボやシミ、ニキビなどの肌荒れに効果があるとされています。今までハトムギ精白粒などをつくる際に取り除かれ、廃棄されていたハトムギのぬか。実はこの部分にも肌への効果が期待できる成分が多く含まれているのです。 私たちがぬかから特殊な製法で抽出したハトムギぬか油。この天然の精製油、Nercocia.のスキンケアアイテムにたっぷりと配合されています。 さらにウェアに活用するためにつくられたのが「衣料用ハトムギぬか油機能加工剤」です。衣料用の生地には、様々な機能加工剤というものがあり、例えば温感・涼感を感じるものや撥水効果を施すためのものなどがその一部。私たちは世界で初めてハトムギぬか油を使用した保湿美容効果のある加工剤の開発に至りました。オリーブオイルやシアバターなどと合わせて配合され、Nercocia.のウェアを着用することで水分の蒸散による肌の乾燥を抑え、潤いを保つことができるのです。
保湿美容成分加工
美容成分を生地に配合することで、乳液やクリームと同じように
肌からの水分の蒸発(乾燥)を抑え、うるおいのある肌に導きます。
富山県産ハトムギ
長い歴史と魅力を持っているハトムギは、中国の楊貴妃をも魅了したと言われています。 ハトムギには、ガンや炎症を抑えたりする効果があると言われており、乾燥によるくすみや大人ニキビ、シミ、しわ、毛穴のたるみ、そばかすなどの肌トラブルの改善や、美肌の為の成分として使われています。
オリーブオイル
オリーブオイルは、クレオパトラも美容のためにボディーケアとして愛用していたと言われています。保湿力の高さ肌馴染みの良さから、角質層への浸透効果や保護効果に優れており、肌質、年齢を問わず支持されています。 美容に使えるオイルの中でも、保湿、パック、洗顔、クレンジング、髪や爪まで、乾燥肌や敏感肌に負担をかけることなく全身ケアができます。
シアバター
アカテツ科・シアの木の実から撮れる植物性油脂。 「天然の保湿液」とも呼ばれ、ステアリン酸とビタミンEを豊富に含むため、お肌のエイジングケアなどの美容効果の高さに注目されています。 不酸化物質のオイルであるシアバターは、どんなphレベルのお肌であっても潤すことができ、どんな状態の皮膚にも効果的です。
天然スキンケアうるおい成分配合
ハトムギ / シアバター / オリーブオイル / スクワラン / シルクアミノ酸
ハトムギの生産から製品の製造
ハトムギの作付面積と生産量は国内トップを誇る富山県。中でも我が社のある小矢部市を中心に運営しているJAいなばではハトムギの生産に力をいれています。Nercocia.では農業協同組合と連携をとることでハトムギのぬかを捨てずに活用するサイクルをつくりました。農協で不要となったぬかを譲り受けて抽出し、ハトムギぬか油として利用します。精製油としてクリームや石鹸、美容オイルに加工される他、独自の技術で繊維へ施すことにより肌が潤うウェアへと形を変えていきます。
ハトムギぬか油の精製技術
ハトムギぬか油の抽出にはコールドプレス圧搾という製法を採用しています。オリーブオイルや菜種油などを圧搾する際に、風味豊かな油を抽出できるとしてストイックなメーカーが多く採用している昔ながらの圧搾方法です。原料の成分を壊さずに搾ることができるので、抽出した油は栄養価が高いことでも知られています。私たちがハトムギぬかからオイルを抽出するのも、ハトムギの成分をより暮らしに取り入れやすい形にするため。コストも時間もかかる製法ではありますが、よりピュアなハトムギの恵みを届けられたらと思います。